無限のファンタジアで生きるツバキ・ヒオリ(a78458)の呟きや日記色々
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ねぇ、セス…。最近のボクは、セスよりも長く起きてて、
宵に更ける真夜中に眠りにつくことが多いんだ。
それは繰り返し見る過去の幻影に囚われているからなのかな…?
ボクの意識が眠りに落ちた-…って感じた時に、辿った記憶はいつもの場面。
映写機のように素早く切り替わる場面が、胸の奥を縛り上げるんだ。
ゲンフクのギシキノ、シッパイ…。イチゾクノ恥…
傍らに寄り添った黄色いインコは、言葉が話せない事を悔やんでいるのだろうか
鳴き声だけが一つ、響いた。横に置かれていたお面は沈黙を守ったまま。
天井を仰いだまま言葉は出ず、音も立てずに瞼からは一滴の水分。
こんなふうじゃ…駄目なのに………
…ボクは、どうしたいのかな…?
思考が曇天になり、だんだんと心に風雨を及ぼす。それに負けないように、
ただひたすら我慢していた。口から漏れているであろう嗚咽を呼吸で誤魔化して。
水分でぼやけている視界を手で覆って。悲しみは溢れて流れた。
ボク……こんな風に泣いたこと、なかったな……。
思考は冷静に安堵に達し、ゆっくりと瞼を閉じた。
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