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吉野河 いは浪たかく 行く水の はやくぞ人を 思ひそめてし
静かな夜の、雲に覆われた明かりの少ない空。
障子を開け、光を招き入れる部屋の片隅に反射する、小さな小さな鏡台。
その前に座して佇むのは赤い髪を三つ編みにした少女。
すでに寝間着姿である彼女は無言のまま。
髪飾りである鬼灯を一つ、また一つと外し、髪の結び目へ手を伸ばす。
しゅるり、と音を立てて流れるように弾ける三つ編みは、
まっすぐに伸び、肩より下へと下ろされた。
「…星の世界…ですか…」
祭りが終わったのとほぼ同時期に、インフィニティマインドにてこの世界ではない
星の海へと行くと言う話が出ている。
好奇心はうずき、わくわくしている自分の気持ちも知っているが…
途中で思念を払うために頭を軽く振り、お面の紐へと手を伸ばす。
手を添えて離れたお面を膝に乗せ、下がっていたままの視線を、
顔をゆっくりと鏡台へと向ける。鏡に映るのは無論自分の顔。
自戒の思いもあるがゆえに、改めて鏡越しに見る自分の顔は久しくもあり、
そうでもない摩訶不思議な心境。
櫛で髪を梳かし、流れる沈黙の間。思考に浮かぶのは故郷、楓華列島ー…。
母との約束を十二分に果たしたとはいえないが、一度帰れるのなら、地を踏みたい我が家。
「きっと…行かないですね…。行くのは…」
消え行く言葉は月に照らされ、彼女は意を決したように
仕舞ってある振袖を引き出した。……まずは普段出来ないことから。
平和になっていく世界ー…けど、見上げた空にはまだ戦いの痕跡と
広がった虚無へと続く薄暗い闇…。
空に残された傷跡を塞いでいくには、希望と楽しさの気持ちを伝え続けると
きっといつか塞がるはず、と神様に助言いただいて開催された
希望のグリモア感謝祭。
ボクは夏組に参加をしまして（あまり参加が出来なかったのですが…）
最後に聞いたのは優勝の報せ…！嬉しかったのと、えっと…えっと…
すごく…！すごく楽しかったのです…！
これが後世まで続いていくお祭り…。きっと来年以降も
素敵なお祭りになっていく事間違いなしですね…！
今夜は月が綺麗だったので…記録に残しておくのです…！
あ、月といえば…この間旅団の皆様とリシャンの川床へご一緒させていただいたのです…！
眺めた月は、今日にも負けないくらいの綺麗な月でした…！
夏場のリシャンにも遊びに行ったのですが…
川のせせらぎや自然の音は、季節が一つ変わるだけで大きな変化が…。
次に遊びに行くなら…お酒も飲んでみたいです…！
葬送戯画・ディズルム様（a75285）と荒風・シュウ様（a79461）
旅団の皆様とお出かけなのです…！
【月見でまったり】
秋の風が涼しく感じる…。一月違うだけで、こんなにも季節は覗かせる表情を変えるのですね…！
（こめかみをキンキンさせながら食べた、かき氷の光景を思い出しながら）
あ、そうです…！黒蜜を絡めた餅菓子を頂いてきたのです。
（せせらぎにゆったり聞き惚れながら抹茶を立て）
僭越ながら立てさせていただいた抹茶もどうぞ召し上がってくださいませ♪
（抹茶を飲み、和菓子を頬一杯に食べつつ…月を物思いに眺め）
…月を眺めて、自然の奏でる音楽を聴く…、
こんなにも幸せなひと時…嬉しい思い出がまた一つ増えたのです♪
（295文字）